コロンビアのゲイシャの特殊プロセスです！ 味わいはかなりウォッシュドに近く、ゲイシャらしい香りとシトラス系の香りを併せ持った軽やかなコーヒーです！ 中浅煎りでお届けいたします！ どんな豆？ カウカ県ソタラ地区の標高2,050mに位置するファン・マルティン農園で栽培された豆で、この農園は輸出業者Banexport社と連携し、多品種・多工程での実験的な取り組みを行っています。 ピンクブルボンやゲイシャといった品種も栽培されていて、収穫のタイミングや生産処理方法との相性を検証しながら、一品ごとに最適なプロセスを追求。この農園の成果はBanexport社を通じて他の小規模農園にも共有され、地域全体の品質向上にもつながっています。 農園では安定した雇用づくりにも力を入れていて、熟練スタッフによるきめ細かな農地管理や収穫精度の高さが強み。ゲイシャ種では糖度19度以上の緋色のチェリーだけを収穫し、不良豆はわずか5％以下という高い選別精度を誇っています。 今回のロットでは、「オキシデーションウォッシュド」と呼ばれる発酵プロセスを実験的に採し、ワインの醸造技術にヒントを得たもので、果肉除去後のパーチメントを弱酸性の水に浸し、酸素を48時間注入しながら酵母を活性化させて作られています。 発酵中はpHやブリックス値などを細かくモニタリング。酵母が生み出す有機化合物が、コーヒーの成分に作用して、花のような香りや明るい酸味を引き出す効果が期待されています。 発酵後は2度の水洗でミューシレージを除去し、温湿度を細かく管理できるパラボリックパティオで12〜15日かけて丁寧に乾燥。この乾燥工程も、温度センサーや湿度計を使って状態を記録しながら最適化されています。 こうしたデータは、Banexport社を通じて他の生産者にも共有されていて、このロットでの試みが地域全体の品質向上にもつながっているそうです。