コロンビアのシドラというちょっと珍しい品種のコーヒーです！ その品種自体の特徴と、ナチュラルプロセスから生まれる甘さとフルーティーさが見事に調和した一杯をお楽しみいただけます！ どんな豆？ コロンビア・カウカ県ソタラ地区の標高2,050mに位置するファン・マルティン農園で栽培されたシドラ種のコーヒー。この農園では、輸出業者Banexport社と連携し、品種や精製方法ごとに最適なプロセスを追求する実験的な取り組みを続けています。 高品質なコーヒーをつくることが、労働環境や雇用の安定にもつながるという考えのもと、熟練スタッフによる農地管理や収穫にも力を入れていて、ゲイシャ種では糖度19度以上の緋色のチェリーのみを収穫するほどの精度を誇っているよ。欠点豆は全体の5％以下という無駄のないピッキングで、品質の高さと収益性の両立も実現しています。 シドラ種の試験栽培と精製プロセス シドラ種は29ヘクタールある農園のうち、1ヘクタールの区画で試験的に栽培されていて、今回は糖度18度に達したチェリーを使用したナチュラルプロセス。 収穫されたチェリーは、まず72時間チェリーのまま発酵させてから乾燥工程に移るんだ。これは、標高2050mの冷涼な気候では発酵が進みにくいため、チェリーのまま発酵させることで風味の独自性や甘さの質感を高める狙いがあるとのこと。 乾燥は、温湿度管理が可能なパラボリックパティオ（室内乾燥場）で24〜28日かけてじっくり行われ、温度センサーと湿度センサーによって、1日4回の攪拌や場所移動が最適化されていて、乾燥工程も徹底管理されています。 これらの発酵や乾燥に関する詳細なデータは、カップ評価とあわせて検証されていて、Banexport社を通じて他の生産者にも共有され、地域全体の品質向上にも活かされています。